休む時間を取ろうと思っても、まだ終わっていない用事や、誰かに頼まれたことが気になり、心まで休まらないことがあります。自分が休んでいる間に、誰かへ負担をかけてしまうのではないかと感じることもあるでしょう。
申命記の安息日の戒めは、自分だけでなく、家族や働く人、寄留者、家畜にも休みを与えるように命じています。休息は、働きを止めるだけではなく、共に生きる人々のいのちを大切にすることでもあります。
この記事では、2026年11月7日の御言葉を紐解きながら、11月のテーマ「保つ」と土曜日の「休息(Quies)」に重ね、神から与えられた休みを自分と周囲の人のために守ることを考えます。
Podcast 〜今日の言葉を音声で〜
※本Potcastと動画は、本記事をもとに、NotebookLMを活用して制作しています。

本日の聖書の一節
申命記 5章12〜14節(KJV)
安息日を守って、これを聖別しなさい。
あなたの神、主が命じられたとおりに。
六日の間働いて、あなたのすべての仕事をしなさい。
しかし、七日目はあなたの神、主の安息日である。
その日には、あなたも、息子も娘も、
男女の奴隷も、牛もろばも、
すべての家畜も、町の中にいる寄留者も、
どのような仕事もしてはならない。
そうすれば、男女の奴隷もあなたと同じように休むことができる。
Keep the sabbath day to sanctify it, as the LORD thy God hath commanded thee.
Six days thou shalt labour, and do all thy work:
But the seventh day is the sabbath of the LORD thy God:
in it thou shalt not do any work,
thou, nor thy son, nor thy daughter, nor thy manservant,
nor thy maidservant, nor thine ox, nor thine ass,
nor any of thy cattle, nor thy stranger that is within thy gates;
that thy manservant and thy maidservant may rest as well as thou.
ヒルデガルドの光
修道院の庭では、草花も土も、光と休みを受けながら季節を越えていきます。
ヒルデガルトの自然観に重ねる黙想として、いのちはそれぞれの働きと休息の調和の中で養われます。
自分にも隣人にも休みを許すことは、託されたいのちを大切にすることです。
休もうとしても、心の中で「まだ何かできるはず」と考え続けてしまうことがあります。
休息を後回しにするのが習慣になり、
疲れていることに気づくのが遅くなることもあるでしょう。
今日の御言葉は、安息日を守り、
聖別するよう命じています。
申命記のこの戒めでは、六日間働き、
七日目には仕事を休むよう告げられます。
そして休むのは、家の主人だけではありません。
息子や娘、男女の奴隷、家畜、町にいる寄留者も、その休みに含まれています。
この戒めが語られたのは、イスラエルの民がエジプトで奴隷であったことを思い起こす文脈です。
申命記5章15節では、神が民をエジプトから導き出されたことが、安息日を守る理由として続けて語られます。
かつて休む自由を持てなかった民だからこそ、
自分たちのもとにいる人々から休息を奪ってはならないのです。
つまり、安息日は単に仕事を休む日というだけではありません。
強い立場にある人が、自分だけでなく周囲の人にも休みを保障する日です。
自分の仕事を終えることだけでなく、
誰かが休めるように働き方や役割を整えることも、この戒めの大切な視点です。
私たちの日常では、家庭や職場で、誰か一人が多くを引き受けていることがあります。
「自分がやったほうが早い」と抱え込んだり、
誰かの休みを当然のように後回しにしたりしていないでしょうか。
休息を守ることは、自分の体をいたわると同時に、
周囲の人の疲れや必要にも気づくことです。
また、休むことは、何もしない自分を責めることではありません。
人は働き続けるための道具ではなく、神に生かされている存在です。
休息の時間に、成果を生み出していなくても、
あなたの価値が失われるわけではありません。
働きと休みの両方を受け入れることが、いのちを大切にする歩みになります。
11月のテーマ「保つ」は、大切なものを無理に抱え込むことではありません。
心と体を養い、周囲の人にも健やかに過ごせる余地をつくり、
続いていく暮らしを整えることです。
休息を予定に入れることや、家の仕事を分け合うこと、
休んでいる人に急ぎでない連絡を控えることも、小さな実践になります。
今日、「自分と周囲の人が安心して休むために、何を一つ整えられるだろう」と考えてみてください。
神から与えられた休みを受け取り、あなたのそばにいる人にもその恵みが届きますように。
心が「保つこと」や「休息」から離れそうな時の整え方
・心で整える(10〜20秒):ゆっくり息を吐き、
「休むことも、神から与えられたいのちを大切にする時間」と心の中で受け止めます。
・手で整える(1〜3分):自分と周囲の人が休息を守れるよう、
次の三つからできることを行ってみましょう。
- 今日の予定から、後日に回せる用事を一つ選ぶ。
- 家族や身近な人に、休める時間が取れているか尋ねる。
- 休息の時間を決め、仕事や家事をいったん区切る。
・言葉で整える(一言):「神から与えられた休みを受け取り、隣人の休みも大切にします。」
祈りの言葉
主よ、休息の恵みを
与えてくださることを感謝します。
その恵みを感謝して受け取り、
周囲の人の休みも尊ぶ心を
与えてください。
働きを分かち合い、疲れている人に気づき、
心と体を新しくする時間を守れますように。
あなたの恵みと平安によって、
私たちのいのちが養われますように。
Lord, thank You for the gift of rest.
Teach me to receive it with gratitude
and to honor the rest of those around me.Help me share work fairly,
notice those who are weary,
and protect time for renewal.May our lives be sustained
by Your grace and peace.
この小さな言葉が、どこかの心に静かな平和をもたらしますように。
よろしければ、周りの方と分かち合っていただけり、必要としている方へそっと届けていただけると嬉しいです。
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