関係性や心を調えようとするとき、私たちはただ争いを避けるだけで平和を得ようとしてしまうことがあります。
けれど、聖書は、悪を離れて善を行い、平和を求め、それを追い求めなさいと語ります。
この記事では、2026年7月29日に寄せて、詩篇34篇14節の一節を紐解きながら、反応を鎮め、平和へ向かう選択を静かに重ねていく歩みについてのメッセージをお届けします。
Podcast 〜今日の言葉を音声で〜
※7月22日分よりスタート!

本日の聖書の一節
詩篇 34篇14節(KJV)
悪を離れ、善を行いなさい。
平和を求め、それを追い求めなさい。
“Depart from evil, and do good;
seek peace, and pursue it.”
Message:自分自身と教えを神の前で静かに見守る時、魂の響きは過不足から離れ、節度ある歩みの中で、語る言葉と生きる姿が一つに調えられていきます。
調える歩みの中では、
平和について考えさせられる時があります。
争いを避けたい。
心を乱したくない。
穏やかに過ごしたい。
できることなら、誰ともぶつかりたくない。
静かな関係性の中にいたい。
その願いは、とても自然なものです。
けれど、平和は、
ただ争いから目をそらすだけで得られるものではありません。
何も言わないこと。
見て見ぬふりをすること。
自分の違和感を押し込めること。
相手に合わせすぎて、心を閉じてしまうこと。
それらは一時的に波風を立てないかもしれません。
けれど、本当の平和とは、
神の前で心と言葉と行いが、
善い方向へ整えられていく中で育つものです。
そんな水曜日に、今日の御言葉は、
悪を離れ、善を行いなさい。
平和を求め、それを追い求めなさい
と静かに告げています。
7月のテーマは、「調える」。
関係性と価値観を調律し、
自分の軸を見失わず、
相手への慈しみも忘れずに、
言葉と態度と選択を整えていく月です。
今日の曜日テーマは、静けさ(Silentium)。
水曜日は、反応を鎮め、平和の声を聴く日です。
詩篇34篇14節は、
平和へ向かう歩みを、とても具体的に示しています。
まず、悪を離れること。
それは、大きな悪だけを指しているのではありません。
人を傷つける言葉。
怒りに任せた反応。
相手を決めつける思い。
不満を育て続ける心。
自分の正しさだけに固くなる態度。
平和を壊すと分かっていながら、手放せない小さな習慣。
そうしたものから、少しずつ離れていくことです。
悪を離れるとは、
自分を責め続けることではありません。
神の平和から遠ざけるものに気づき、
そこから一歩、離れる選択をすることです。
そして御言葉は、
善を行いなさいと語ります。
平和は、ただ何かをしないだけでは育ちません。
悪口を言わない。
争わない。
傷つけない。
それも大切です。
けれど、それだけで終わるのではなく、
善へ向かう小さな行いが必要です。
一つのやわらかな言葉を選ぶ。
必要な感謝を伝える。
相手を決めつける前に、少し聴いてみる。
自分の心を神の前に正直に置く。
怒りの代わりに祈りを選ぶ。
すぐに反応せず、一呼吸置く。
その小さな善が、
心と関係性を少しずつ平和へ調えていきます。
さらに御言葉は、
平和を求め、それを追い求めなさい
と語ります。
平和は、ただ待っていれば自然に訪れるものだけではありません。
求めるものです。
追い求めるものです。
それは、無理にすべてを丸く収めることではありません。
誰か一人が我慢し続けることでも、
本当の問題を隠すことでもありません。
平和を追い求めるとは、
神の前で、より善い道を探し続けることです。
今、どの言葉が平和へ向かうのか。
今、どの沈黙が祈りになるのか。
今、どの距離感が互いを守るのか。
今、どの小さな行いが関係性を壊さずに整えるのか。
そのように、
平和へ向かう道を祈りながら探していくことです。
静けさとは、
ただ黙ることではありません。
反応の勢いを一度鎮め、
神の平和の声を聴くための余白です。
心がざわめく時、
すぐに言い返したくなる時、
自分の正しさを示したくなる時、
相手を責める言葉が浮かぶ時。
そこで一呼吸置くこと。
それは小さなことのようでいて、
平和を追い求める大切な一歩です。
私たちは時に、
平和を求めているつもりで、
ただ不快なものから逃げているだけのことがあります。
また時に、
正しさを求めているつもりで、
心の中では相手を打ち負かしたい思いが混ざっていることもあります。
だからこそ、
今日の御言葉は、心の向きを整えてくれます。
悪を離れる。
善を行う。
平和を求める。
平和を追い求める。
この順番の中に、
調える歩みがあります。
平和は、
ただ争いがない状態ではありません。
神の善へ心が向き、
言葉と行いが少しずつ整えられ、
相手との間にも、自分の内側にも、
神の静けさが宿っていくことです。
もちろん、私たちは完璧に平和を作れるわけではありません。
怒ってしまうことがあります。
言葉が強くなることがあります。
善を選びたいのに、心が追いつかないことがあります。
平和を求めているのに、疲れてしまうこともあります。
それでも、今日の御言葉は、
もう一度、平和へ向かう道を示してくれます。
たとえ小さくても、
悪を離れる一歩を選べばよい。
たとえ目立たなくても、
善を行う一つを選べばよい。
たとえすぐに変わらなくても、
平和を求め続ければよい。
その歩みを、神は見てくださいます。
今日は、
心の中にある一つのざわめきを見つめてみてください。
そこに、
離れるべき反応はあるでしょうか。
選べる小さな善はあるでしょうか。
平和へ向かうために、
少しだけ整えられる言葉や態度はあるでしょうか。
すべてを一度に変える必要はありません。
ただ一つ、
今日の平和の種を蒔いてみてください。
調えるとは、
平和を願うだけでなく、
平和へ向かう選択を一つずつ整えていくことです。
静けさとは、
反応を鎮め、悪から離れ、善へ向かう声を聴くための聖なる余白です。
あなたの今日が、
争いを避けるだけの日ではなく、
神の平和を求め、追い求める日となりますように。
そして、あなたの心と言葉と関係性が、
小さな善の積み重ねの中で、
主の平和へやさしく調えられていきますように。
心が「調える」や「静けさ」から離れそうな時の整え方
・心で整える(10〜20秒):胸の内で静かに問いかけます。
「私は今、平和へ向かう選択をしているだろうか。」
一呼吸置いて、
「主よ、悪を離れ、善を行う心を与えてください」
と心の中で祈ります。
・手で整える(1〜3分):今、心をざわつかせている出来事や関係性を一つだけ書き出します。
その下に、次の二つを書いてみます。
「離れたい反応」
「今日できる小さな善」
言い返す代わりに祈る。
責める代わりに一呼吸置く。
不満を育てる代わりに感謝を一つ数える。
できる小さな一歩を選んでみます。
・言葉で整える(一言):「平和を求め、平和を追い求めます。」
祈りの言葉
主よ、私を悪から離れさせ、善へと導いてください。
平和を求め、追い求める心を教えてください。
今日、静かな心と誠実な一歩で歩むことができますように。
Lord, lead me away from evil and toward what is good.
Teach me to seek peace and pursue it,
with a quiet heart and faithful steps today.
この小さな言葉が、どこかの心に静かな平和をもたらしますように。
よろしければ、周りの方と分かち合っていただけり、必要としている方へそっと届けていただけると嬉しいです。
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