赦しを整える聖書の言葉|使徒 7:59–60


赦しは、感情を無理に消すことではありません。痛みが残っていても、心の主導権を“憎しみ”に渡さない——その静かな選び直しです。今日は、頑張って立派になろうとせず、ただ心を守るために、赦しの方向へ小さく向き直してみましょう。

この記事では、2025年12月26日に寄せて、使徒言行録 7:59–60の一節を紐解きながら、許せない痛みの中でも、心を神に委ね、赦しの光へ向き直すための静かな整えをお届けします



本日の聖書の一節

使徒言行録 7:59–60(KJV)

人々がステパノを石で打つ中、彼は神に呼び求めて言った。『主イエスよ、私の霊をお受けください。』
そしてひざまずき、大声で叫んだ。『主よ、この罪を彼らに負わせないでください。』そう言って眠りについた。

“And they stoned Stephen, calling upon God, and saying, Lord Jesus, receive my spirit.
And he kneeled down, and cried with a loud voice, Lord, lay not this sin to their charge. And when he had said this, he fell asleep.”


Message:赦しは、魂に差す光の入口をもう一度ひらく。

この祈りは、痛みを“なかったこと”にする言葉ではありません。むしろ、極限の苦しみの中で、心の舵を最後まで神に預けた言葉です。赦しとは、相手を免罪することより先に、あなたの内側が憎しみに占拠されないための守りでもあります。
「この罪を負わせないでください」——その一言は、誰かのためであると同時に、あなた自身の魂を暗闇から引き戻す光でもあります。今日、赦しが難しくて構いません。完全に許せなくてもいい。ただ、憎しみの連鎖をここで止めたい、と神に申し出るだけで十分です。
赦しは結果ではなく、祈りの中で始まる“方向”です。あなたの心が少しでも軽くなる方へ、その方向へ、静かに一歩を。


心が「怒り・許せない」な時の「整え方」

心で整える(10〜20秒):目を閉じ、息を吐きながら「主よ、私の心を守ってください」と心の中で一度だけ祈る。

手で整える(1〜3分):怒りのエネルギーを“害のない形”に流す(冷たい水で手を洗う/机の上を1か所拭く/深呼吸しながら肩を回す)。

言葉で整える(一言)「私は、憎しみの連鎖をここで止める。」


祈りの言葉

主イエスよ、私の心を苦い思いから守り、赦しの最初の一歩を教えてください。

Lord Jesus, guard my heart from bitterness, and teach me the first step of forgiveness.



ヒルデガルド・フォン・ビンゲンの幻視書「Scivias」の翻訳と解説については、
こちらをご覧ください。
Scivias ― ヒルデガルトの神秘ヴィジョン集


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